高温で燃焼させる焼却炉は耐久性にも様々なノウハウをつぎ込んでいます。
焼却炉はごみを燃やす機械です。しかもミヤビL+WIDE型は、現在の法律に合わせた高温による焼却を行う機械です。
そこには圧倒的な熱や酸との戦いが存在します。
長年の試行錯誤の末に得たノウハウの全てをつぎ込んだ、ミヤビL+WIDE型は抜群の耐久性を誇ります。
その使用年数は10~15年以上になる方も多く、抜群のコストパフォーマンスを発揮しています。
水冷式焼却炉

水冷式のミヤビL型の水蒸気(この白い水蒸気を見えないようにすることも可能です。メーカーにご相談下さい。)
ミヤビL型は熱に圧倒的に強い水冷式です。
焼却炉のこんなお悩み、ありませんか?
- 購入して2、3年しか経っていないのに、もう炉がボロボロになってしまった。
- 短時間の焼却は問題ないが、長時間燃やし続けると炉が異常な高温になり、新しいごみを投入すると黒煙が出てしまう。
もし、このようなお悩みがあるなら、お使いの焼却炉の燃焼室は耐火レンガや耐火コンクリートといった「耐火材」を使用した炉ではないでしょうか?
耐火材は熱を溜め込みやすいため(蓄熱)、長時間燃やし続けたり、プラスチックなどの高カロリーなごみを燃やすと、炉内温度が上がりすぎてしまいます。その結果、耐火材の劣化を早めて耐久性が落ちたり、燃焼に必要な空気が不足して黒煙が出やすくなったりするのです。
そのお悩み、「水冷式焼却炉」が解決します。
ミヤビの水冷式焼却炉は、燃焼室を二重の鉄板で囲み、その間に水をいきわたらせた「水冷ジャケット」構造を採用しています。これにより、燃焼室は常に冷却され、劣化を防ぎます。長時間にわたる焼却でも安定した燃焼を可能にし、優れた耐久性と安定性を実現しました。
現代のほぼすべての車のエンジンにも採用されているこの冷却システムは、高性能かつ高耐久な焼却炉を実現します。
(焼却する物等の条件により多少変化します。おもに塩素系のプラスチック類を継続的に焼却しますとその酸化ガスにより鉄板の腐食が促進されいちじるしく耐久性を損なう場合があります。ご注意ください。)
厚い鋼板
燃焼室内壁には、9mmの厚い鋼板を用いています。
焼却炉の燃焼室は熱に強い水冷式とはいえ、熱や酸により、どうしても徐々に鉄板は薄くなっていきます。
この問題への答えとして、シンプルに「厚い鋼板を用いる」ということにより耐久性を確保しています。
それゆえ、本体の重量も小型焼却炉の域を越えた3.5トンにも達しています。
この重量感は、すなわち焼却炉の堅牢さに直結しています。
スケール対策

スケール除去用点検口
スケール対策:ミヤビが考える、水冷式焼却炉を長く使うための秘訣
水冷式焼却炉を長持ちさせる上で、最も重要なのが「スケール対策」です。
スケールとは?
水冷式の炉体冷却用に使用される水に含まれる、カルシウムやマグネシウムなどの無機物が固形化したもので、
温泉の「湯の花」をイメージしていただけると分かりやすいと思います。
冷却水は、焼却による熱により沸騰、蒸発します。
この時発生放出される水蒸気は、カルシウムやサビ等を含まない
純粋な水であり、炉体には少量ずつですが、残り物であるスケールが残留、固形化、堆積していきます。
スケールの堆積がひどくなると、冷却水による熱交換がうまくいかなくなり、空焚きのような状態になってしまいます。これは炉壁(鉄板)の劣化を早めてしまい、焼却炉の寿命を著しく縮めてしまうのです。
ミヤビの水冷式焼却炉は安心です
- シンプルな運用方法でスケールを防止
ミヤビでは、焼却炉の導入試運転時に、スケールを堆積させないとても簡単な運用方法を丁寧にお伝えしています。実際にこの方法を実践されているお客様はほとんどスケールを溜めておらず、10年〜15年以上にわたって焼却炉をご使用いただいています。
(耐久年数を保証するものではございません)
- もしもの時も安心の点検口
万が一スケールが溜まってしまった場合でも、炉体下部に大小複数の点検口を設けています。これにより、冷却ジャケット内のスケールを簡単に除去でき、安心してメンテナンスを行えます。